★ボイストレーニングって何をするの?★★ボイストレーニングって何をするの?★ のコーナー ★なぜボイストレーニングをやってみたいんだろう★ ・カラオケやバンドで歌っていて納得のいかないトコロがたくさん! ・友達と会話してて「え?」ってよく聞き返されるのを何とかしたい! ・話したり歌ったりした後、すぐにノドが枯れたり痛くなったりして嫌だ! ・とにかく自分の声が嫌い こういう経験をしている人はとても多いと思います。 かくいう私も、大学でバンドサークルに所属したばかりの頃は、歌うと声量がなく、話すと声が通らなくて喫茶店などでオーダーすると必ず店員さんに「ハイ???」と聞き返されておりました(笑)。いや、ホントに。 「ボイトレかぁ、やってみたいかも」と思ったあなたは現時点で何かしら自分の声に不満を持っているということになります。 と同時に「こういう声になりたい」という願望も持っていることになります。 ☆あなたの不満と願望はなぁに??☆ ではここで、あなたの今の声について、不満な点を3つ書き出してみてください。 ・・・ふ~ん、なるほどね。 では次に、ひと言でいうとどういう声を手に入れたいのか書いてください。 そして「○○さんみたいな声になりたい」と思う人がいたらそれも書いてください。 ・・・フムフム。 もしその「○○さん」がプロの歌手でCD等が出ているなら、それを買ってモノマネをしてみましょう。頻繁に会える友人ならこれまたなるべく直接会って、声のトーンや間などを、モノマネしてみましょう。 とにかく「○○さん」は必ずあなたが一度はその声を耳にしたことのある人なハズなので、その声をなるべくたくさん聞く機会を持って、マネから入るのです。 それだけでも少しずつ変化していきます。試行錯誤するのも楽しいと思える人は自分で少しずつやってみてください。これも立派なトレーニングです。 でもやはり「もっと効率よく学びたい」「この声の出し方でいいか分からない」と思ってしまう人は、プロのトレーナーに指導を受けましょう。客観的で自分では気づきにくいアドバイスを短時間にもらえるので、やはり自己流より上達が速いです。 「えー、でもボイトレって歌とか歌わされるんですよねー。オンチだし...歌は上手くならなくてもいいし...」 と思っていますか? 私のレッスンは、「歌のレッスン」ではありません。それを順を追って紹介させていただきますね。 ★ボイストレーニングは歌手を目指す人だけのものじゃない★ 私の教えている発声法は、歌うときであっても普段話をしているような状態で歌うという、アメリカはロサンゼルスでしか学べなかった発声法です。 この発声法を身につけると、喉や舌などに余計な負担をかけることがなくなります。体に負担をかけず本当に楽に歌っているのに、芯の通ったツヤ(響き)のある声を出せるようになるのです。 今まで体のどこかしらに力が入りすぎ結果として高音が出ない・すぐ喉が枯れる、と悩んでいた人も、負担をかけないこの発声法をマスターすれば今まで出ないと思っていた音域も出るようになりますから、飛躍的に音域が伸びます。 また歌を歌う人だけでなく、俳優やナレーター等、声を使う機会の多いご職業の方にも、このレッスンは有効です。「楽に声を出すための体」を「作る」発声法ですので、基本は同じなのです。 そんな専門的な職業でなくても、普段仕事先やプライベートでまったく会話をしないという人はまずいないでしょう。 人は「コミュニケーションしながら」自分らしさを確立していく社会的動物です。 通らない声では、大勢で話しているときに誰かと発言がかぶったら負けてしまったり、逆に何故だか聞いていて非常に疲れる耳につく声の人もいる。そうすると、人はだんだん自分の話を聞いてくれなくなる。 これは悲劇です。どんなにいい事を話していても、声で損をしてその内容が相手の心に入っていかない。 こう考えてくると、ボイストレーニングは決して特別なものではなく、誰でもチャレンジしてその効果を手に入れることの出来る、やって損はないものなのです。 ☆リラックスしているときの声があなたの良さが一番出ている☆ 日本語は言語的に発声の位置が浅く、一般的にアゴの開閉や鼻腔に響かせるという点で他の言語に比べてハンディがあります。 つまり、顔の筋肉をほとんど動かさずにボソボソしゃべることが可能なため、家庭環境などによりあまり大声・大きいジェスチャーで話すことに慣れていない人も多いのです。だから逆に声量を出そうとしてがなってしまったり、話す声と歌う声がまったく別人のようだったり、とにかく「歌おう」としすぎて体に負担をかけてしまいがちです。 自分では「声が大きい」と思っている人も、「体の共鳴」を使っているのではなく喉に負担をかけすぎているケースも多くみられます。 いずれも「負担をかけている」状態です。無理な力がかかって力んだ状態では、声はどんどん出なくなります。 試しに、握りこぶしを作り全身に力を入れた状態で声を出してみてください。 ・・・全然声出ませんよね。 普段「声が通らない」といわれている人でも、たとえば温泉に浸かって「あ~~~~~~~~気持ちいいー」と思わず言ってしまうときの声は、意外と声量が出ているはずですよ。お風呂に浸かったときにちょっと意識してみてください。 ボイストレーニングといっても、手術してまったく違う声になろうというのではないのです。 あなたが本来持っていて、知らず知らずのうちに力んだり凝り固まって動かなくなっている体をリラックスさせて、その声を引き出そうということです。 それが出来て体に染み付いてくると、驚くほど自然に、驚くほど気持ちの良い声がでるようになってきますよ。 そして少々の時間歌い続けてもしゃべり続けても、「あれ?ノドが痛くない!」と気づくはず。 リラックスに重点をおくこと・深い呼吸をして内臓に近いほうの筋肉も使いますので、体の循環機能などもアップして身も心も軽くなりますよ♪ある意味ダイエット(笑)。 では、ここで私が今までのボーカル人生の中で身につけた知識や体のメンテナンス等についてまとめてみたいと思います。 (つづく) |